戦争直前から空爆中の映像リポート
戦争直前の2003年2月。 久保田記者はイラクに入国。 そこでまず見せ付けられたのは赤ちゃんの埋葬だった。 湾岸戦争で劣化ウランが使用され、その影響を受けた母から産まれた 沢山の子供たちが命を失っていたのだ。 前回の戦争の傷跡も癒えぬ中、再び開戦を予期するイラクの人たち。 だが「その時」はついにやってくる。 すさまじい爆風と爆音が久保田記者の宿泊するホテルの部屋に響く。 戦争直前の市民生活から空爆中のバグダッド市内を久保田記者が カメラに切り取った。(12分00秒)
戦争直後から1年間のイラクASIANEWSイラクリポート1
バグダッド陥落から3週間。 ASIANEWSはイラクに入った。 北部キルクーク周辺では至る所に不発弾が落ち、 イラク軍の捨てられた戦車が道端に転がる。 代わって米軍の戦車に主要な交差点に配備され警戒していた。 しかし早くも市民は「自由のための戦争なのに自由がない」と語る。 空爆中に久保田記者が宿泊していたホテル周辺にも爆撃があったが 実はすぐ近くにウダイ氏の宮殿があったのだ。 そこで記者が見たものとは・・・
日本人拘束されたファルージャASIANEWSイラクリポート2
2003年3月18日、我々アジアニュースの記者5名を乗せた車は、バグダッドの手前およそ70キロという地点で高速道路を降りた。ファルージャ。 スンニトライアングルの中に位置し、もっとも危険と称されるスンニ派の拠点となる街だ。つい先日もアメリカの民間人4名が虐殺されたのもこの町である。 決して途中下車したくない町に我々が下りたのも、米軍が幹線となる高速道路を封鎖していたからだ。
ファルージャで米軍が何らかの軍事作戦行動を行う場合、この道路は封鎖される。周辺を包囲することでターゲットを閉じ込める。
ASIANEWSイラクリポート2
戦争の大義 日本の復興支援ASIANEWSイラクリポート3
空爆中もバグダッドからリポートを送り続けた久保田記者。空爆直後からはASIANEWS記者もイラクに入り取材しました。 当初は外国人である我々を歓迎した現地の人々。しかし、その様子は徐々に変わってきます。その頃、日本の自衛隊もサマワで活動を開始します。
イラク・伝えきれなかった真実2003予告編映像
取材期間:2003年2月17日〜5月29日。
イラク戦争から半年。 サダム政権は崩壊、アメリカ、イギリスをはじめ各国が駐留し、 今、日本の「国際貢献」が議論されているが、イラクの現状はどうなっているのか。 戦争前の2月からバグダッドに入り、空爆中、日本のテレビ局にリポートを送りつづけたアジアニュース(東京)のジャーナリスト、久保田弘信。 このDVDでは2月から5月末に掛けて久保田とアジアニュースが取材したイラク市民の現状が描かれている。 イラクの人々はどのように戦争の日を迎えたのか、空爆の下で市民は何を感じたのか。そして戦争は終結したのか。 空爆は既に終了しているが、実は戦争の被害者はまだ出ているのだ。 イラクは元々クルド人自治区をはじめとして様々な民族問題で争いが起きておりフセイン時代も微妙なバランスによって、 かろうじて政権を運営したと言っても過言ではない。 今戦争が終わり、各国の軍隊が駐留していることでこのパワーバランスが崩壊、新たな争いを招き、それによって死傷者が出ている。 直接の先頭の被害者だけがクローズアップされることの多いイラク戦争。 このDVDはそんな伝えられないイラクの現状と市民の声が描かれている。つい先日はAP通信のカメラマンが米軍に誤射されると言う事件が発生した。 実は取材班も現地で危うく米兵に狙撃されそうになっていた。米兵が狙撃される事件も後をたたない。なぜこのような事件が続発するのか。 その答えはイラクの人々の言葉の中にある。(3分30秒)
イラク・伝えきれなかった真実2005予告編映像
取材期間:2004年1月20日〜3月28日。
2004年1月。 我々はイラク戦争を空爆の「下」で取材したジャーナリスト、久保田弘信と共に7ヶ月ぶりにイラクの土を踏んだ。 同じ時、陸上自衛隊のイラク先遣隊がサマワに宿営地の整備の為、歴史に残る一歩を踏み出した。 これまでの取材で我々日本人ジャーナリストはイラクの人々に歓迎された。しかし今回の取材で私たちは子供たちに投石をされ、幾つかの敵意に満ちた視線を投げられた。 何がイラクの人々をそうさせたのか?その答えを求めて我々は市民生活の中にカメラを向けた。 目の前で突如起こる銃撃戦。米軍車両が引き起こす当て逃げ事故。そして自爆テロ。僅か数週間の滞在中に我々の目の前で繰り広げられた出来事は、戦争は終わったものの戦闘は未だ続くことを認識させた。 いつになればこの国に平和が訪れるのか。戦争終結から2年を経て日本のメディアでは報道される事が極端に少なくなったイラク情勢。 しかし"状況は進行中"なのだ。報道に携わる私たちがメディアで伝えきれなかった真実を見てほしい。(3分12秒)