3月27日


アミールさん家からの帰り。夜のバグダッド市内には家庭の灯りがもれている。毎日のようにあちこちで起きる爆破事件。

ともすれば僕たちジャーナリストはそんな事件だけに目を向けてしまいそうになる。日本のメディアが求める映像はやはり センセーショナルなものが多いから。

フセイン時代も、戦争中も、戦争が終わった今も確かにけなげに生きている人たちがいる。アミールさん家を訪れて改めて感じた。


罪の無い人が沢山死んだ。今も死者が増え続けている。一年間(日本にいる間も)見続けてきたイラク。帰国直前の今、改めて悲しみがこみ上げてきた。